物件⑥ 八丈小島の絶景を一望する、秘境の古民家

こちらの物件は2021年5月よりご提供が開始出来る状態となりました。

現在空室、入居者様募集中です。新規でご入居をご希望のお客様はお気軽にご連絡ください。
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こちらの物件へ繋がる取付け道路は当初悪路のため4WD車でしか到達が困難でしたが、改修工事に伴う道路の整備により2WD車でも到達が可能となりました。ですが登り口でオーバーハングを擦る可能性が高いので、ある程度の車高が必要です。ご入居をご希望のお客様には、念のためお手持ち車両のご確認をさせて頂きます。
【コンセプト】 歴史ある古民家で、絶景の大自然と共に生きる

この物件は永郷と呼ばれる、八丈島の北部に位置する地域の高台にある物件です。

この地域は現在ほとんど人が住んでいないものの、昭和の時代は戦火を逃れ、北マリアナ諸島や小笠原諸島から移住した人々で集落が形成されており、当時は学校の分校も存在していたと言います。

この物件は今から約80年前、本土から1000km南へ離れた小笠原諸島から、更に1000kmも南に存在する、当時日本領であったテニアン島から戦火を逃れてきた日本人のご夫婦が八丈島に移住し、旧来の家から建て替える形で建築されたそうです。そのご夫婦はこの家で炭焼きの家業を営み、8人の子供に恵まれたそうです。戦地とならなかった八丈島で皆穏やかに暮らし、元気に育って本土へ移住していったと聞いています。現在その8人姉弟の一人であるご子息が八丈島にご健在で、このたびご縁を頂き、当方に売却して頂くことが出来ました。

この物件は2008年頃までは使われていたそうですが、以降放置され廃墟となっていました。この家をお譲り頂くにあたり当時の様々なエピソードを伺い、そのような歴史に満ちあふれた古民家がこのまま朽ち果ててしまうのはあまりにもったいないと考え、再生を決意いたしました。

敷地内にはその歴史を物語る構造物がいくつか残されており、まだ水道が無かった時代に作られた大きな水がめ(昭和10年竣工の刻印あり)や、炭焼き窯を置いていたと思われる石囲みの窪地が確認出来ます。キッチンにはまだ薪を燃やして炊事を行っていた時代のレンガ竈(かまど)が現存しており、大変歴史の感じられる物件となっています。

長い歴史の中で何度かリフォームが行われたようで、縁側の窓はアルミサッシ化されており、トイレも旧来の別棟であった厠から、母屋内に洋式トイレが設置されています。キッチン側はモルタル壁となっており、強度的にも安心感がございます。また離れにある風呂場も近代的なバスタブが設置されており、古民家でありながら現代水準の暮らしが出来る仕様となっております。 居室は和室ながら10畳+7.5畳、さらに縁側という広い間取りとなっており、親子10人がひしめきあって暮らした昭和の面影が感じられます。

縁側の廊下を元気よく走り回る子供たち、外で炭を焼くお父さん、薪で火をおこし夕飯の支度をするお母さん・・・そんな平和な家族の営みがあったことを、今でも感じられるくらい温かみのある物件です。

居室の畳は朽ちているため板張り仕上げにリフォームしました。10畳間+7.5畳間という広い居室は、現代の暮らしにおいては非常にゆとりのある空間が得られる間取りだと思います。キッチンのレンガ竈やタイル張りの流し台のような、時代を感じられるアイテムも撤去することなく、そのレトロな温もりを生かしたインテリア作りを行いました。

敷地は都道から八丈富士側へ登った先にあり、庭からは真正面に八丈小島を眺めることが出来ます。季節によっては夕陽も目の前で眺めることができ、眼下に広がる太平洋の絶景を独り占めすることが出来ます。木々に覆われて見晴らしとは無縁の家が多い中、古民家でありながら眺望の得られる家は非常に珍しいです。

この物件へ行くにはロベ畑の農道を通る必要があり、舗装が不十分かつ非常に急勾配のため、お車は4WD車が望ましいです。その他車高やオーバーハング等の車両制限がございますので、お手持ち車両、ご購入予定車両の確認をさせて頂きます。当方にて到達可能なお車のご用意も可能ですので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。

生活圏から離れた地域に位置するため、各施設へのアクセスには若干の時間を要します。空港までは車で10分、底土港までは20分、最寄りの郵便局/ガソリンスタンド/スーパーまでは15分ほど掛かります。樫立や中之郷など、坂上地区からアクセスされるのとほぼ同等の所要時間が掛かるとイメージして頂ければ、不便すぎるということもありません。

また立地的な魅力として、周囲に民家が無いため騒音を気にする必要がありません。大音量で音楽や映画を楽しみたいというニーズをお持ちの方や、愛犬を伸び伸びとした環境で飼育されたい方にもお勧め出来る物件です。住居として住まわれる以外に、お仲間内で共有の隠れ家としてもご活用されてみてはいかがでしょうか。
【概要】
所在地:八丈町大賀郷5484-7
構造:木造平屋建て
床面積:約71㎡
敷地面積:約755㎡(約230坪)
建築年月:築80年以上
ペット:応相談
賃料:60000円
敷金礼金:賃料の各1ヶ月
契約更新期間:2年
更新料/更新手数料:なし
※セルフリフォームOK

【設備】
間取り:2LDK(浴室・トイレ別)
駐車場:普通自動車1~2台分(無料)
石油給湯器
IHクッキングヒーター(100V)
カセットコンロ1台
洋式トイレ(ウォシュレット完備)
サーモ水栓付シャワー
冷蔵庫1台
全館LED照明完備

※ご入居後に生活されている過程で備え付けの家具家電が故障等で使用不能となりました際は、入居者様の方で買い換えをお願いいたします。ご不要な備品は大家が預かります。

【本物件にお住まいになられる際の注意点】

①取り付け道路が急坂悪路につき配送車到達困難とのことで、プロパンガスの契約が出来ません。そのため給湯器は灯油を使用した石油給湯器を設置しております。ご自身で灯油の補充が必要となりますが、基本料金が発生しない上に熱量あたりの単価が安いため光熱費はプロパンガスに比べて約80%も安くなり、大変お得です。(2人暮らしの場合一般的な光熱費は、プロパンガス10000~15000円、灯油2000~3000円です。)キッチンでの調理は備え付けのIHヒーター、もしくはカセットコンロをお使いください。

②上記と同様の理由で、宅急便の配達が出来ない僻地扱いとなっております。通販等で宅配便をご利用の際は、本物件の住所宛で発送は可能ですが、お受け取りにはご自身で島内の営業所へお引き取りに行って頂く必要がございます。ご在宅の場合、都道まで降りることで車上渡し等の調整も可能かと思いますので、ドライバーさんとご相談されてみてください。また郵便につきましては現状未確認のため、確認が取れ次第ご案内いたします。

③山奥の物件のため、携帯が使えないキャリアがございます。本物件におきましては、auおよびソフトバンクは近くに電波塔があり不自由なく使用出来ますが、docomoは圏外となり使用出来ません。予めご了承ください。

④トラブル防止のため、昭和初期に建てられた古民家の特性をご理解頂けないお客様にご提供することは出来ません。隙間風があってはいけない、虫が出るのは困る、住むのに新築物件並みの清潔感が必要とお考えの方。また耐震性や耐風性に現代水準のレベルを要求されるような方にはご要望に沿えないためご提供いたしかねますので、ご理解頂ける場合のみお問い合わせをお願いいたします。

【Before】 お庭は雑木林と化し、家は森に飲み込まれそうになっていました。
【After】開拓により明るく広々とした庭が出現しました。
【Before】家へと続く道は木々に覆われ、落ち葉が土となって雨天時は大変な悪路でした。
【After】八丈町役場さん、送電再開に伴う東京電力さんのご協力により、道はとても綺麗に整備されました。
【Before】雨漏りによる木の腐食とシロアリ被害により、納屋は倒壊しておりました。
倒壊部分を取り壊し、切妻構造の外壁を作り直しました。
【Before】10畳間には大量の遺留品が放置されていました。
【After】遺留品を撤去、内装全体にオイルステインを浸透させて木材を復活させ、ダウンライト照明化いたしました。
【Before】10畳間
【After】10畳間
床板の張り替え工事の際、縁の下に囲炉裏が埋められていることが発覚し、これを復活させられるよう取り外し式の床を作成いたしました。
直火は火災の危険性がありますので、囲炉裏の中央には縁の下に保存されていた大型の七輪を配置しました。
炭火による燃焼テストを実施し、正常に使えることを確認いたしました。お仲間内でのパーティー等にご活用ください。
【Before】10畳間
【After】10畳間、隣の部屋と繋ぐと実に17.5畳の大空間です。
【Before】7.5畳間です。多数の収納棚が並び、床には足の踏み場もない程の遺留品が散乱していました。
【After】家財を全て撤去し、床板も張り替え。納屋へ繋がっていた引き戸部分は撤去し、大判のガラス張りとして採光性を重視しました。
窓からの眺めです。こちらは北側に位置しますので、日差しが眩しいといった影響はございません。
【Before】縁側です。床が抜けている箇所もありました。
【After】床板を張り直し、照明を配置いたしました。
【Before】トイレです。床も壁も崩壊し、排水管に支えられて便器が宙に浮いた状態でした。
【After】床、壁、天井、全てを作り直し、ウォッシュレット付きとして現代水準の快適性を実現いたしました。
トイレの扉部分です。
天井は屋根板部分まで貫通させて高さを稼ぎ、大きめの照明を配置いたしました。
【Before】キッチンです。土間に木板を並べて床代わりにされていました。
【After】ステンレスシンクを追加し、カウンターキッチン構造としました。
畳敷きのダイニングと土間キッチンの組み合わせという変わった構造となりましたが、お互いの目線が近くなり居心地は良いかと思います。
【Before】ダイニングです。屋根の雨漏りにより床が腐食して崩壊し、全体が縁の下に吸い込まれるように沈んでいました。
【After】ダイニング、キッチン部分の屋根材は全交換し、床板も張り直しております。約6畳の畳敷きとしました。
写真左の建具は未固定のため傾いておりますが、ご提供時にはレールにはめ殺しとする予定です。
【Before】土間のキッチン周りです。
【After】土間キッチンの魅力をそのまま活かせるよう、土間部分にクッションフロア仕上げを行いました。0.5畳のステップを1段上がってダイニングと行き来します。
【Before】長い間使われてきたレンガ竈。ヒビ割れて再利用は出来そうにありません。
【After】内部に炎の揺らぎを表現出来るLED照明を入れ、まるで燃えているかのような演出が出来る照明器具として再活用しました。ガラス天板を配置し、作業台や食器棚としてもご活用頂けます。
【Before】洗い出しのシンク周り。元々はキッチンだったようです。
【After】建具で空間を仕切り、今後は洗面所のシンクとしてご活用出来るようにいたしました。
【Before】勝手口付近
【After】ここには水道を引き、洗濯機置き場としてご活用頂けるようにいたしました。
勝手口を出ると渡り廊下に繋がり、浴室へ繋がります。渡り廊下には今後屋根を設置予定です。
【Before】勝手口から風呂場へ繋がる通路です。扉は壊れて開きませんでした。当時は農協によるプロパンガスの契約が可能だったようです。
【After】勝手口の扉を補修し、浴室との行き来が出来るようになりました。
プロパンガスに代わって、灯油を使用した石油ボイラーを導入いたしました。光熱費はプロパンガスと比べて大幅に安くなります。
ボイラーはステンレス外装のため腐食に強く、末永くご活用頂けると思います。
【Before】浴室です。ゴミ置き場となっていました。
【After】崩壊していた屋根を張り直し、内部を塗装して仕上げ直しました。
照明を追加し、シャワー水栓も交換しております。屋根部分の側板はご提供開始時までに取付けいたします。
周囲に人が居ない立地を活かし、屋根板には大自然の息吹を感じられる開放的なクリアトタンを使用しました。
晴れた日の日中は日光浴をしているような心地よさを感じて頂けると思います。
縁側から見た庭の景色です。防風林を挟んで八丈小島を眺めることが出来ます。
高台にある庭からは八丈小島を一望することが出来ます。お庭にはゆっくり景色をお楽しみ頂けるようベンチを設置いたしました。
目の前の電波塔は少し邪魔ですが、auの物ですのでこんな立地でも通信環境は最高です。近くにソフトバンクのタワーもありますので両社の物であればポケットWi-Fiでも高速通信が可能です。docomoのみ圏外ですのでご注意下さい。
晴れた日の夕方には、美しい夕陽を独り占めすることが出来ます。
家の横には神木とも呼べる、巨大なイチョウの木が植えられています。イチョウはこの近辺に自生していませんのでこの家が建てられた時に記念植樹されたものと思われ、推定樹齢80年ということになります。
屋外用スポットライトを設置し、ライトアップ出来るようにいたしました。夜のお庭でのバーベキューや団欒等にご活用くださいませ。
長い間放置され、崩壊する運命にあった山奥の古民家に数十年ぶりの明かりが灯り、再び人の営みを受け入れられるようになりました。この古民家の歴史を尊重し、未来に紡いでくださる入居者様をお待ちしております。

この物件に関してご不明な点やご相談等ございましたら、メールまたはお電話にて、以下の連絡先までご連絡ください。


メールアドレス・・・linerunner68@gmail.com
電話番号・・・090-6577-4034(加納)

 

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